評価
高い安全性が求められる化粧品分野を中心に原料や活性成分の多角的な評価に取り組んでいます。
化粧品など、人間の皮膚に直接塗る製品には、高い安全性や、エビデンスに基づいた有用性の評価が重要です。
これまで数多くの素材の安全性・有用性の評価を実施してきました。「ヒト由来の培養細胞」や、「再生ヒト表皮モデル」を用いた、スクリーニング・メカニズム解析や、 「ヒトボランティア」による臨床試験などさまざまな評価を行うことができます。また、「動物実験代替法」を積極的に活用しています。
in vitro 有用性評価
ヒト由来の培養細胞（表皮細胞、色素細胞、線維芽細胞など）を用いて、細胞レベルで「コラーゲンの産生量が上がるか」「メラニンの生成を抑制するか」などを確認することができます。また、素材開発の段階で候補となる原料のスクリーニングにも有効です。
経皮吸収を考慮した「in vitro 有用性評価」
ヒトの経皮吸収のメカニズムを考慮した「再生ヒト3次元表皮モデル」を用いることで、物理化学的な観点から“活性成分が角層を通過できるか”を確認することが可能です。また、同じ成分でも剤型の違いによって吸収性が変わります。弊社では、この「再生ヒト表皮モデル」による有用性評価試験を、皮膚への吸収性を考慮した処方の開発に活用しています。
in vitro 安全性評価
現在、ヨーロッパでは動物福祉や倫理上の観点から、化粧品の安全性評価を目的とした動物実験は法律で一切禁止されています。そのため弊社の評価試験においても、動物実験は行っておりません。
動物実験代替法として、ヒト由来の培養細胞や再生ヒト表皮モデルを用いた試験で安全性を評価しています。
ヒト有用性評価
化粧品などの製品開発において、「ヒト有用性評価」は必要不可欠です。
しかし、人間に対する有効性を評価するには、培養細胞レベルでの安全性および有効性をクリアしていなければなりません。
弊社では、培養細胞を用いた安全性・有用性評価から、実際に人間の皮膚に塗って活性成分の有効性（シワの改善、保湿力アップなど）を評価する「ヒト有用性評価」まで、一貫して対応することが可能です。
安全性・有用性試験などの評価コンサルティングは、グループ会社の株式会社ニコダームリサーチにお任せ下さい
受託試験・コンサルティング
国内外の研究機関と提携し、最先端の皮膚科学・化粧品科学に基づく化粧品・医薬品評価試験を行う、皮膚関連評価試験の受託専門会社です。化粧品・医薬品の原料および製剤の皮膚に対する安全性・有用性評価をはじめ、最適な評価法のご提案を含めた技術的コンサルティング業務などを実施。安全で、高機能な化粧品へのニーズにお応えしています。
