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界面・コロイド化学とは

界面・コロイド化学とは

界面・コロイド化学──聞きなれない言葉かもしれませんが、実は日々の暮らしに身近なものです。
例えば、からだを清潔にする、身だしなみを整える、料理を美味しくする、衣類を洗う、薬を飲むなどなど…、いずれも界面・コロイド化学が関係しています。
日光ケミカルズは、この界面・コロイド化学の研究と、高品質な界面活性剤の製造を通して、より快適な暮らしや社会づくりに大きく貢献しています。

界面・コロイド化学と界面活性剤

界面とは、物質と物質が接する境目のことです。界面・コロイド化学は、この境目で起こる現象を取り扱う化学の一分野です。
例えば、水と油をコップに入れても分離し、混ざり合いません。しかし、スキンケアに使用する乳液、サラダにかけるマヨネーズ、キズに塗る軟膏など、私たちのまわりには、水と油がうまく混ざり合ったものがたくさん存在します。これらの製品で水と油が混ざり合っているのは、界面活性剤が水と油の境目の性質、つまり界面の性質を通常の状態から変化させているからなのです。

界面活性剤が使われている製品例

日常生活の中で界面活性剤の存在に気がつくことはほとんどありませんが、私たちの暮らしや社会に欠かせない製品です。

洗剤関係

汚れを落とすだけでなく、人体への安心・安全性はもちろん、地球環境へも配慮しています。

石鹸/歯磨き粉/食器用洗剤、洗濯用洗剤/ボディシャンプー/ヘアシャンプー、コンディショナー、トリートメントなど/柔軟剤、帯電防止剤、手指の殺菌剤など

化粧品

保湿・美白などの機能性や「しっとり」などの使用感・口紅・ネイルなどの鮮やかな発色をもたらします。

化粧水/クリーム/口紅など

医薬品

本来は身体の中で溶けにくい医薬品の有効成分を溶けやすくするなど、現代の医薬品製造の課題解決に貢献します。

軟膏/脂溶性ビタミンの可溶化液など

食品

安全性や保存性を高める機能性はもとより、近年は独特の食感を生み出すなど、製品の新しい魅力を開拓しています。

チョコレート/アイスクリーム/マーガリン/ショートニング/豆腐など

製造し、使用され、回収して再び製造するという紙のリサイクルの中で、紙の機能性やリサイクルの工程を支えています。

紙をすく際に均一にする分散剤/インクの浸透性を抑え、裏うつりやにじみを防ぐサイズ剤/リサイクル時にインクを取る脱墨剤など

繊維

柔らかく、より着心地の良い肌触りなどの使用感や、帯電防止や撥水などの機能性を高め、商品価値を向上させます。

繊維にハリをもたせる糊材/柔らかさをあたえる柔軟剤/毛玉をできにくくする帯電防止剤/水をはじく撥水撥油剤

自動車用製品

ボディの塗装、内装の各部品、窒素酸化物を減らすガソリンの添加物など、機能性から環境配慮まで幅広く利用されています。

カーワックス、カーシャンプー/ガソリン添加剤/オイル類などの潤滑向上剤/外装塗料など

各種潤滑剤

プレス、鍛造、切削、研磨、防錆など、金属加工の様々な工程において欠かせない潤滑油などをご提供しています。

金属加工のための各種油剤など

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