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IFSCC conference 2013(IFSCC中間大会2013)にて発表いたしました。

A hypothesis that skin roughness induced by a detergent triggers wrinkle formation through continuous oxidative stress

乾燥や紫外線といった外からの肌へのストレスにより、肌荒れが生じることは一般的に知られております。弊社よりIFSCC conference 2009にて、紫外線により表皮で発生する活性酸素や炎症性因子が真皮に作用し、コラーゲン分解酵素であるMMP-1産生を亢進し、結果としてシワの原因となりうることを報告しております”表皮と真皮のクロストーク”。

今回の発表においては、肌荒れの原因として乾燥や紫外線ではなく、新たな切り口として、刺激性物質もまた表皮の活性酸素や炎症性因子の増加に関与し、
”表皮と真皮のクロストーク”により、シワの原因になりうると仮説をたてて検討を行いました。
刺激物質としてSLSを選択して検討を行った結果、表皮における活性酸素および炎症性因子の増加が認められ、真皮におけるMMP-1の亢進も認められました。
さらに、それらを抑制するために、細胞内の抗酸化物質(メタロチオネイン、グルタチオン)の産生を促す作用を有する”グリシン亜鉛”を用いて検討を行いました。
その結果、活性酸素および炎症性因子の増加の抑制、さらにMMP-1産生亢進を抑制することが認められました。これらより、刺激性物質によって結果的に生じるシワの抑制にグリシン亜鉛が有効であることが示唆されました。

日光ケミカルズ株式会社

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